18.4 ジャイブする場合
内側にオーバーラップした航路権艇が、プロパー・コースを帆走するために、マークにおいてジャイブしなければならない場合、その艇は、ジャイブするまではそのコースを帆走するために必要とする以上にマークから離れて帆走してはならない。規則18.4はゲート・マークでは適用されない。
下図のような状況で、内側の権利艇(オレンジ)は、通常のマークであれば、ジャイブ前に必要以上にラフすることはできません。
しかしゲート・マークの場合、18.4が適用されないため権利艇は相手艇に避けるためのルームを与えている限りどのような帆走も許されます。(図中の3つの航路全て帆走可能です。)
外側の非権利艇は、内側の権利艇がプロパーコースでジャイブしない可能性を予期しなければいけません。
ここテストに出ます。
まとめ
●規則18.4はゲート・マークでは適用されない。
補足
●外側艇が権利艇の場合(3sマークにおけるポート・スタボー)は、内側艇にはマークルームの権利しかありません。